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合格実績ナンバーワン、総合資格が祝賀会

2020/03/05 新潟建設新聞

 ㈱総合資格(岸隆司社長、東京都新宿区西新宿1-26-2)は2月24日、新潟市内のANAクラウンプラザホテルで総合資格学院・新潟校の合格祝賀会を開催した。多数の合格者とそのご家族、建設関係団体や各企業から大勢が出席し盛大に開かれた。同学院の新潟・長岡両校から24人の1級建築士が新たに誕生した。

 2019年度の1級建築士試験をストレート合格(学科・製図図面を1年で取得)したのは1696人で、うち1095人(64・6%)が同学院を受講。19年度に合格した全国3571人のうち2138人が同学院の受講生で、1級建築士の輩出率ナンバーワンの実績を誇る。新たに1級建築士となる3人に2人は学院の受講生だ。

 新潟校の大場秀樹学校長が「継続は力なり。学院で身についた勉強する習慣を大切にしてほしい。資格取得はゴールではなく、次の目標へ向かうスタートライン。新たに1級建築士、プロとなった皆さんの今後の活躍を期待する」とあいさつ。その上で「過剰な利益追求に走らず、クライアント・お客様のための仕事として、一つ一つ責任を持って業務に取り組むことを心掛けよう」とエールを送った。

 公益社団法人新潟県建築士会の川ノ口信一会長は「自分が資格取得した頃を思い出す。当建築士会では地域との交流活動に注力している」と活動を説明。集まった合格者へ向けて「祝賀会に参加できるのも、ご家族や同僚、仲間の支えが有ってのもの。ご家族と、一緒に学んだ仲間たちと、共に喜びを分かち合ってほしい」とお祝いの言葉を贈った。

 一般社団法人新潟県建築士事務所協会の坂本忠志会長も「若者の力が不足している。信念を持って活動し、社会での貢献に期待する」と激励。

 公益社団法人日本建築家協会関東甲信越支部・新潟地域会の平原茂代表も新たな門出を祝った。

 新潟県建築士会・青年委員会の富樫淳委員長、同委員会新潟支部の平山貴士氏、和田紗緒理氏も青年委員会での活動を報告。人脈づくりや自身の知見を広げるためにも県建築士会青年委員会の加入を勧め、事業をPRした。

 県内では19年度1級建築士試験を124人が受験し、38%に当たる54人が突破。同学院の新潟・長岡両校からの受験生は46人で、うち24人(受講生の合格率52・2%)が合格した。同学院で学んだ受験生を除く一般受験者・他予備校生の合格率は31・3%となった。

 同学院の19年度1級建築士試験におけるストレート合格者占有率は64・6%で業界トップ。同年度に1級を取得した3571人の状況分析では、全国の平均合格率で学科22・8%、製図が35・2%となる中、学院受講生は合格者全体の6割を占める。

 1級施工管理技術検定の実施試験でも全国平均46・5%に対して学院の基準達成者合格率は83・1%を記録。

 2級建築士試験でも同様に、設計・製図試験での全国平均46・3%の合格率に対し、同学院の基準達成者は80・2%に上る。

  


◆◇合格者喜びの声◇◆

伊與部 聖奈(いよべ・せいな)さん

1級建築士

 少人数クラス制の専門講師による生講義なので質問しやすい。疑問をその日のうちに解消できる。テキストに+αを加えた授業や教え方も参考になった。1級資格者の責任をもちつつ、勤務先の専門学校で初めて建設に触れる若者へ魅力ある授業をしていきたい。


◆◇合格者喜びの声◇◆

五十嵐 康太郎(いがらし・こうたろう)

1級建築士

 働き始めて3年目から週に1回受講し、今回ストレートで合格できた。ライブ講義を生かすために「最低1回は質問する」と目標を定めて受講した。学院オリジナルの教材中心に勉強し効率良く学べた。ここからがスタートと思い、日々の業務にまい進していきたい。

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