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新潟県長岡市

PFI導入調査に着手、柳原分庁舎の跡地整備

2020/04/03 新潟建設新聞

 市街地中心部の再開発を進める長岡市は、旧柳原分庁舎跡地への若者居住施設整備について、PFI方式の導入可能性調査を行う。近く調査業務を発注する見通し。


 場所は柳原町2-1地内、敷地面積は4079・07㎡で現在は更地の状態。敷地南西側には新潟県が管理する一級河川の柿川が流れる。北側には公園があり、公園を含めた整備案も含め事業規模の詳細を検証中。実際の工事期間は2~3年になる見込み。

 19年度の一般会計補正予算(12号)に整備推進費1000万円を計上した。

 市は本事業の土地利用について定期借地権による20年以上の賃貸借契約を候補とし、売却はしない方針。地代は土地利用の形態で変わるが、年間800万円程度。

 19年度に民間事業者等との対話を通じ、活用方法や事業方式について広くアイデアを聞く「サウンディング型市場調査」を実施。事業案は数億円から数十億円の規模で検討している。

 サウンディング調査では事業者から▽学生に限らず「若者」が利用する寄宿施設の整備▽フィットネスジム▽ショッピングモール▽その他商業施設などの併設について提案があった。

  なお同事業は国の19年度PPP/PFI手法の活用に向けた民間資金等活用事業調査費補助事業の支援対象となっている。


【写真=手前が一級河川柿川で奥が庁舎跡地】

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