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新潟県十日町市

上下水道局・庭野局長「安全・安心な生活を」

2020/04/18 新潟建設新聞

 「2020年度になり特別会計から企業会計への移行もあったが、大枠の整備計画自体に変更は無い。市下水処理センターの改築、浸水対策を中心に取り組んでいく」と話すのは、十日町市上下水道局の庭野和浩局長。20年度に同局は環境エネルギー部の内部組織から移動し一つの部署となった。庭野局長は19年度より引き続き局長(部長級)に就任した。

 水道未普及地域の解消に向けては「清津峡周辺の管渠整備や実施設計を進める。19年度から始まった6カ年の計画で、2年目の20年度は程島から東田尻の約1・7kmで送水管を整備する」と展望を話す。事業は6年で総額13億円の事業費を見込んでおり、20年度は工事・委託費などと合わせて1億5300万円の予算を確保した。

 22年度に完了予定の下島地区の浸水対策では「20年度は中海雨水幹線のバイパス管整備工事(L20m)に2100万円、高田雨水幹線の管渠布設工事(L90m)に3200万円の工事費を計上した。中海は12月、高田は22年12月の供用開始を計画している」と進捗を話す。

 「市内全域での配水管更新は総延長3472mで実施する。事業費は計2億8000万円を見込む。大規模な天災が頻発する昨今だが、浸水対策や下水処理場の機能強化・更新工事を継続し、安全・安心な市民生活の確保に努めていく」と語る。

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