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栃木県環境森林部

環境森林部復旧状況、林地と治山施設22年度まで、林道・自然公園は予算措置完了

2020/04/21 日本工業経済新聞(栃木版)

 県環境森林部は、2019年の東日本台風における林地崩壊や林道などの施設被害の復旧状況をまとめた。復旧対象となる施設は454カ所で復旧額38億780万円。このうち19、20年度に予算を措置したのは382カ所、22億700万円。林道や自然公園、その他施設(木材加工流通施設、作業道等)は予算措置が完了。林地崩壊と治山施設は22年度までに復旧を完了させる予定。

 被害個所数や被害額の合計は1090カ所で56億4690万円。このうち復旧の対象となるのは、生活や観光に利用される地域の基幹林道や木材搬出の利用計画がある林道、復旧要望があった木材加工流通施設や作業道など。

 復旧対象の個所数と復旧額は林地崩壊が119カ所・28億490万円、治山施設が57カ所・1億6530万円、林道施設が196カ所・6億3240万円、自然公園施設が31カ所・9090万円、その他(木材加工流通、特用林産施設等)が51カ所・1億1430万円。

 林地崩壊で予算措置が完了したのは53カ所・12億4700万円、治山施設は51カ所・1億2240万円。林地崩壊は66カ所・15億5790万円、治山施設は6カ所・4290万円の予算が今後計上される見通し。

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