県長寿福祉推進課は20日、老人福祉施設整備費補助金の本年度分を設置主体法人に内示した。特別養護老人ホーム4施設が対象で、そのうち3施設が創設、1施設が増築。これから各法人は工事の一般競争入札を公告する。
同補助金は、特別養護老人ホームの新設や増改築などの整備費を助成するもの。本年度当初予算には、老人福祉施設整備費9億1800万円を計上。そのうち今回の4施設に対しては6億6900万円を配分。
補助単価は特養が1床当たり300万円、ショートステイが1床当たり135万円。
本年度の対象のうち創設は、(仮)社会福祉法人みどりの郷の「(仮)みどりの郷福原」(笠間市、特養50床、ショート10床)、社会福祉法人愛の会の「(仮)美野里陽だまり館」(小美玉市、特養70床、ショート10床)、(仮)社会福祉法人まごころ会の「(仮)ときの栖」(神栖市、特養50床、ショート10床)。
増築は社会福祉法人梅行会の「サンホーム竹原」(小美玉市、特養40床)。
県では各市町村老人福祉計画および介護保険事業計画との整合性を図りつつ、「いばらき高齢者プラン21」や各市町村の計画に基づき、福祉圏域ごとの整備状況を考慮して、福祉施設の均衡ある整備を進めている。