国土交通省は、新型コロナウイルス感染症の状況を踏まえ、本年度の施工管理技術検定試験を一部中止または延期する方針を決めた。1級技術検定の実施は一部延期、2級技術検定(前期)は実施を一部中止または一部延期とし、新たな実施時期等は各試験機関のホームページで今後公表する。
4月28日時点の計画では、1級学科試験日は建設機械、土木、建築、電気工事の4種目は10月以降に延期するが、管工事、電気通信工事、造園の3種目は9月13日で変更なし。1級実地試験日は、建設機械では学科免除者は変更しないが、学科・実地受験者は10月以降に延期。土木、建築、電気工事の3種目は12月以降に実施する。管工事、電気通信工事、造園の3種目は12月6日で変更なし。
2級の試験日は、建設機械で6月に予定していた前期学科試験は延期。実地試験のうち学科免除者は変更しない(8月下旬~9月中旬)が、その他の受験者は延期とする。また6月中に実施する予定だった土木、建築、電気工事、管工事、電気通信工事、造園の6種目の前期学科試験は、いずれも試験を中止する。
建設機械の2級後期学科試験、それ以外の6種目の2級後期学科・実地試験は、ともに試験日を変更しない。
なお、試験実施機関は建設機械が日本建設機械施工協会、土木、管工事、電気通信工事、造園の4種目は全国建設研修センター、建築と電気工事の2種目は建設業振興基金となる。