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国土交通省関東地方整備局(建設)

関東整備局は都幾川の堤防決壊を見直し

2020/05/07 埼玉建設新聞

 関東地方整備局は2019年東日本台風により被災した荒川水系都幾川における左岸6・5Kと右岸5・9Kの2カ所を堤防決壊と見直した。当初の堤防決壊は都幾川右岸0・4K、越辺川(おっぺがわ)左岸7・6K、越辺川右岸0・0Kの3カ所とされていたが、今回の見直しで合計5カ所の決壊を記録することになった。

 都幾川左岸6・5Kは当時、今回の決壊場所を含めて下流側約400mにわたって越水していたことから「越水」と報告していた。同右岸5・9Kについては洪水後の点検時に堤防が欠損している場所を確認しており「堤防侵食」とされていた。 2カ所とも当時の現地写真などを確認することにより、越水していたことは明らかと判断した。そして、越水により堤防が大きく削られたと推測されることから「決壊」に見直したもの。

 なお、今回の2カ所は既に応急復旧を終えており、これから本復旧工事に入る段階としている。被害報告の見直しは行ったが、今後の施工内容について大きな変更は行わない考え。

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