建設技術研究所を特定
荒川上流河川事務所は入間川流域の洪水対策として、外水、内水の両方に対応する(仮称)ハイブリッド型遊水地2カ所の整備に向けた治水施設等検討業務の受託者に建設技術研究所東京本社(さいたま市、℡048-835-3614)を特定した。月内にも正式契約する。
都幾川遊水地(東松山市ほか)が容量約300万tで、越辺川遊水地(川越市ほか)は容量約500万tを計画している。荒川水系の入間川流域では主に河道のみで洪水を処理してきたが、下流部へのピーク流量を低減させ下流への負荷の低減を図るもの。さらに遊水地の整備にあたっては、地形や現状の土地利用などを考慮して、外水、内水の両方に対応する機能の検討を行う。
検討業務では▽遊水地(治水施設)の整備内容▽河道の流下能力向上対策▽堤防整備計画▽施工計画--などを2021年1月下旬の納期で進める。