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栃木県芳賀中部上水道企業団

芳賀上水道企業団、益子配水池を移設、近く測量設計業務発注

2020/06/10 日本工業経済新聞(栃木版)

 芳賀中部上水道企業団は、益子配水池(益子町益子)の移設工事に向けた測量設計業務を近く指名競争で発注する。業務は来年度にまたぐ見込み。測量設計と用地取得を並行し完了次第、造成工事に着手。本体工事は一括発注と工種ごとの分離発注で検討。22年度の着工と同年度内の完成を目指す。概算事業費は約2億円。

 益子配水池は益子小学校西側約50mに位置。建設地はさらに西側の高地を予定しており、地権者との交渉を進めていく。新たに整備する配水池はPC造1~2池を想定。西田井浄水場から送水される水約2000立方mを貯水し、標高差を利用した自然流下で益子南部地区の約1400戸に送水する。

 現在の益子配水池は敷地面積681平方mに建設されたPC造、貯水量約2000立方mの2池構成。1池は町中心部へ自然流下で送水。もう1池は自然流下できない地区にポンプで圧送。圧送ポンプの修繕費などが財政負担になっているため自然流下に一本化する。

 また、2池とも完成から約40年が経過しており老朽化が著しい。移設工事に併せて既存配水池は解体する予定。

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