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県下水道室、県央浄化C水処理施設増設、今年度設計、22年度から工事

2020/06/16 日本工業経済新聞(栃木版)

 県は、県央浄化センター(上三川町、鬼怒川上流流域下水道・中央処理区)の水処理施設増設を計画している。6系列目の増設で、都市整備課下水道室によると、事業期間は今年度から2025年度を予定。9月までに日本下水道事業団(JS)と協定を締結して実施設計に着手する方針。工事施行もJSに委託し、22年度から24年度までの3カ年で土木躯体工事、24年度から2カ年で機械・電気設備工事を進める計画。

 増設は流域関連公共下水道の普及が進んできたことに加え、今宮地区(公共下水道宇都宮南部第10地区)の流域下水道への接続替えなどで26年度に流入水量が現在の処理能力を超える見込みとなったために実施。

 現在の水処理施設は5系列10池。南側に隣接して6系列目の第11池・12池の2池を増設。1日あたりの処理能力を6万4500立方mから7万7400立方mに引き上げる計画。

 鬼怒川上流流域下水道(中央処理区)は、宇都宮市南部と国道4号やJR宇都宮線沿いなどの主要交通網沿いに市街地を形成する下野市、上三川町の汚水を処理。1981年度に事業に着手し、86年度に供用を開始した。

 19年3月末現在、計画人口15万1900人、処理人口13万7533人、水洗化率92・8%、計画面積3893ha、整備面積3204ha、整備率82・3%、計画水量8万1100立方m/日。

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