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新潟県土木部

ICT土工で20日から発注者指定型を試行

2020/06/18 新潟建設新聞

 県土木部は、ICTの全面的な活用へ20日以降に公告または指名通知する工事から「発注者指定型」の試行を開始する。

 予定価格が1億2000万円以上で、土工量が5000立方以上の一般土木工事を試行対象の目安とするが、条件に満たない工事についても導入可能な場合は採用する。

 実際の試行は各地域発注機関での判断となり、目標件数等は定めていないが「導入するからには、まずは1件以上を試行したい」としている。

 発注者指定型のICT活用工事では、当初積算の段階からICT活用工事の施工日数、施工数量に応じた割合で経費を計上し、現場でのICT施工の実績により変更。指定された土工以外の地盤改良工、付帯構造物設置工、法面工および作業土工(床掘)でICT活用の希望がある場合には、契約後に提案、協議を行う。

 ICT活用工事を実施した場合には、工事成績評定の創意工夫で評価されるが、受注者の責により、3次元起工測量からICT建機による施工、3次元出来形管理、データ納品までの施工プロセスの全てが実施されない場合、契約違反として減点する。

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