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群馬県前橋土木事務所

県前橋土木が赤城山線で共同溝詳細設計

2020/06/24 群馬建設新聞

県前橋土木事務所は都市計画道路赤城山線(主要地方道前橋赤城線)で、事業区間約1200mの電線共同溝詳細設計について月内にも指名競争入札を行う見通し。歩行者や自転車などの安全対策をメインに歩道新設や無電柱化などの改良事業を計画、北代田交差点から南の区間を優先工区として用地買収を推進する。初弾工は2021年度以降となる見通し。

事業対象は、主要地方道前橋西久保線と交わる上細井町交差点(前橋市上細井町)から南へ向かい、北代田橋周辺(同市北代田町)までの歩道未設置区間で約1200m。現況幅員7・5m程度を2車線(6・5m)、両側歩道で全幅17mへ拡幅する。通学する児童生徒の安全性向上を目的としている。併せて、渋滞が頻発する北代田町の交差点に右折レーンを新設することで、渋滞の緩和を図る。無電柱化による、防災機能および景観の向上も期待されている。全体事業費は37億円。18年度に事業認可を取得、27年度の完了を目指している。

電線共同溝の詳細設計は月内にも指名通知する方針。予備設計は高崎測量(高崎市)が担当した。事業全体の1200mで両側を対象とし、年度内にまとめる。

事業全体では、桃ノ木川を渡る北代田橋の北側から北代田町交差点までを優先工区と位置付けており、積極的に用地買収を進める。また、用地が確保できた箇所は仮設歩道を設置することで、早急に安全な歩行空間の確保を進める。北代田交差点部を含む道路詳細設計も高崎測量がまとめた。このほか3カ所の交差点詳細設計を一括して指名通知しており、7月7日に開札する。同業務で各交差点に右折レーンを設置するかなどを検討する。

区間内に架設されている白川橋と桧下橋は架け替える計画。白川橋は日本工営(東京都千代田区)、桧下橋は長大(東京都中央区)に詳細設計を委託、作業が進められている。

桃ノ木川を渡る白川橋は1972年に架設。橋長38m、有効幅員7・5mの単純プレビーム橋となっている。一方の桧下橋は86年に架設したPCホロースラブ橋で、橋長12・7m、幅員11・8m。前橋市上細井町で竜の口川を渡る。両橋ともに幅員は道路部分と同じく17m程度となる見通し。

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