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群馬県前橋市

前橋市が下川淵小北通線で橋梁架け替え

2020/07/02 群馬建設新聞

前橋市は鶴光路町などで取り組んでいる都市計画道路下川淵小北通線の拡幅事業で、7~8月に丸前橋の架け替え工事に着手する。既存橋と同じ位置での架け替えを計画、解体と下部工を一括とし、別途上部工の計2件で発注する。いずれも簡易型の条件付き一般競争入札となるもよう。

同線は下川淵小学校(鶴光路町38-1)の周辺を東西に結ぶ路線。都市計画道路朝日町下阿内線との交差点から東へ向かい、前橋玉村線バイパスまでの区間を対象に歩道の設置を進めてきた。全体の施工延長は590m、現状の幅員7・2mを倍以上の17mに広げ両側に3・5mの歩道を新設する。また、市道交差などで右折レーンを5カ所整備し、自動車の通行性を高める。道路部の設計は日進工測設計(前橋市)が担当した。

当初予算に事業費7600万円を計上。加えて6月補正予算で2億1040万円を追加するとともに、限度額9000万円の債務負担行為も設定した。

架け替える丸前橋は区間内で端気川を跨ぐ。架設年度不明とされる現橋は、H桁のPC橋で橋長22・6m、幅員7m。新橋はPC単純ポステンT桁橋で橋長22m、幅員17・8mの計画。橋梁設計はニュージェック(大阪府大阪市)が担当。

架け替え工事を行う際にはスピード感を重視、通行止めで工事する方針。既存橋の解体と下部工を渇水期の着工に向けて7~8月には発注。追って工場製作を含む上部工を公告することになりそう。

道路部の拡幅および線形改良は、セブンイレブン前橋宮地町店周辺の交差点部が残っている。同工事も年度内に発注する可能性がある。21年度以降に橋前後の取り付け部分を仕上げて完了となる。

完了後は周辺の下川淵小や第七中の通学路として指定する。また、西側の起点で交差する朝日町下阿内線も同様に拡幅による歩道整備が行われており、地域の道路利用者の安全性向上が期待されている。

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