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栃木県足利市

足利市、小中27校の体育館トイレ洋式化、学校単位で工事発注

2020/08/06 日本工業経済新聞(栃木版)

 足利市は、小中学校27校(小学18校、中学9校)の体育館和式トイレを洋式化する。130万円未満の少額工事の対象となり、各校単位で工事27件を発注する。地域ごとに設備業者3社程度から見積もり合わせし、最少額の業者と随意契約。8~9月期に施工する。7月補正予算で事業費3080万円を措置した。

 市内には小学校22校、中学校11校の計33校が立地。このうち小学校は南小、山前小、御厨小、坂西北小の4校、中学校は愛宕台中、坂西中の2校の体育館が洋式化されている。学校体育館は災害時の避難所となるため、公衆衛生環境を改善する。

 27校は、けやき小、青葉小、東山小、桜小、毛野小、毛野南小、山辺小、三重小、北郷小、大月小、名草小、富田小、矢場川小、梁田小、久野小、筑波小、葉鹿小、小俣小、第1中、第2中、第3中、毛野中、山辺中、西中、北中、富田中、協和中。

 工事は各校体育館の男女別トイレの和式便器を洋式便器に更新する。体育館トイレブースのドアは和式が内開き、洋式は外開きが一般的。ブース内の洋便器設置スペースが手狭な場合に限り、ドアを外開きに改修。給排水管は一部を付け替える。

 和便器洗浄の際に汚物飛沫が床や壁面に飛散するのを防ぎ、新型コロナウイルス感染症対策を講じる。見積もり合わせ参加者は、地域事情に精通する設備業者の中から選考する。施工期間中の児童生徒や教職員は、校内のトイレを使用する。

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