記事

事業者
千葉県県土整備部

第4次計画で基礎調査/県県土整備部住宅課/住生活基本計画見直し/基本方針等を作成

2020/08/19 日刊建設タイムズ

 県県土整備部住宅課は17日、「第4次千葉県住生活基本計画策定のための基礎調査業務委託」の一般競争入札を公告した。現行の「第3次千葉県住生活基本計画」の見直しを行い、第4次計画の策定に必要な基礎調査を実施。素案作成に必要な情報を収集・整理し、基本方針等を定める。また、関連する「千葉県高齢者居住安定確保計画」及び「千葉県賃貸住宅供給促進計画」についても、見直しに必要な調査を実施する。

 入札参加申請を9月2日まで受け付け、25日に開札する。委託期間は2021年3月26日まで。予定価格は事後公表。

 入札参加資格は、物品等入札参加業者適格者名簿に委託A等級で格付けされ、▽住生活基本計画(全国計画)、都道府県住生活基本計画、市町村住生活基本計画の策定または策定のための調査及び分析業務▽過去10年間に、都道府県総合計画、市町村総合計画、住宅マスタープランの策定または策定のための調査及び分析業務――のいずれかの業務を元請けで受注し、完了した実績があること、など。

 主な業務内容は▽住宅事情等の現状分析▽現状の住宅政策に対する評価と考察▽住宅政策の今後の課題と施策展開の方向性等の調査▽計画の推進体制に関する調査▽次期計画(素案)に係る基本方針等の作成▽策定検討委員会等の資料作成等。

 住宅・土地統計調査、住生活総合調査ならびに国勢調査等の最新の各種統計資料の分析及びアンケート調査等を行い、住宅事情等の現状を分析し、現計画に掲げた各種施策・事業の実施状況及び成果指標の達成状況等を整理し、それに対する評価・考察を行う。

 その評価・考察を踏まえ、住宅政策の今後の課題を整理し、重点的に取り組むべき課題の抽出及び施策展開の方向性の調査等を行う。また、各種施策をより効果的に推進するため、関係部局、関係団体及び市町村との連携方策を検討するなど、計画の推進体制について調査する。これらの検討結果等を整理し、次期計画に位置付ける①基本的な方針②施策体系及び目標③千葉県高齢者居住安定確保計画及び千葉県賃貸住宅供給促進計画の見直しと、次期千葉県住生活基本計画への統合――について検討し、次期計画の素案に係る基本方針などを作成する。

 住生活基本計画は、県の住宅政策の基本的指針の役割を果たすもの。現行の第3次計画は16年度に策定し、計画期間は16~25年度の10か年となっている。

紙媒体での情報収集をご希望の方は
建設新聞を御覧ください。

建設新聞はこちら