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千葉県健康福祉部

運営計画の企画提案公募/県健康福祉部障害福祉事業課/千葉リハビリCの再整備/施設・部門ごとの計画策定

2020/08/26 日刊建設タイムズ

 県健康福祉部障害福祉事業課は25日、「千葉リハビリテーションセンター基本運営計画策定に係る業務委託」の企画提案募集要項を公表し、事業者の募集を開始した。千葉リハビリテーションセンターの再整備に向け、2019年度に策定した「千葉リハビリテーションセンター施設整備に係る基本計画」を踏まえて、施設・部門ごとの運営計画等を策定する。応募期限は9月24日。委託期間は21年12月9日まで。委託金額の上限は2900万円以内(消費税込み)。

 応募資格は、県総務部管財課所管の物品等入札参加業者適格者名簿(委託)に、委託のA等級で格付けされ、過去5年以内に病床数300床以上を有する病院の施設整備に係るコンサルティング業務の受託実績があること、など。

 事業者の選定スケジュールは、参加意向の届け出を9月10日、企画提案書等の提出を24日に締め切り、25日に書面による1次審査を実施。その後、10月中旬にヒアリング・プレゼンテーションによる2次審査を行い、最優秀提案者を選定。選定結果は10月下旬に通知する。

 主な業務内容は▽運営計画の策定▽医療機器等整備計画の策定▽医療情報システム整備計画の策定▽収支シュミレーション策定支援――など。運営計画では、各施設・部門等の基本運用計画や人員配置計画及び物流計画などを策定するとともに、業務運営フローを作成し、新センターの「業務継続計画」の策定に向けた検討などを行う。また、医療機器等整備計画では、医療機器等の移転・更新・新規整備の計画案の検討などを実施し、新センターにおける医療機器等費用を積算。収支シミュレーション策定支援は、施設整備に係る概算費用の積算などを行う。

 千葉リハビリテーションセンターは、県の中核的センターとしての役割を担っているが、1981年の設置から40年近くが経過し、老朽化や狭あい化が進んでいるなどの課題があり、県民ニーズに対応するため再整備を実施することとになった。

 昨年度に基本計画を策定し、本年度は基本設計を実施。基本設計は、県県土整備部営繕課が今月7日に「千葉リハビリテーションセンター建築工事基本設計」の公募型プロポーザルの手続きを開始。28日まで参加表明書の提出を受け付けており、11月ごろに面接を行い、事業者を選定する。

 建設予定地は、現センター敷地内(千葉市緑区誉田町1―45―2外)。敷地面積は約4万7000㎡。基本計画では、建物は外来診療棟(仮称)と居住棟(仮称)で構成し、建物規模をRC造またはSRC造延べ3万7000㎡程度とした。外来診療棟は地下1階地上10階建て、居住棟は7階建てを想定する。

 外来診療棟は、リハビリテーション医療施設の外来部門、児童発達支援センター、高次脳機能障害支援センター、就労支援センター(仮称)、リハビリテーション療法部門、中央障害者相談センターなどの機能を導入。居住棟は、リハビリテーションセンター医療施設の入院部門、医療型障害児入所施設「愛育園」(病棟)、障害者支援施設「更生園」、大ホールなどの機能を導入する。

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