県北部林業事務所は２０２０年度事業計画をまとめた。本年度は事業費32億２５１９万９０００円（うち19年度からの繰り越し12億１６５７万８０００円）で治山事業46か所（同繰り越し分26か所）、林道事業４か所、海岸県有林管理事業６か所、森林病害虫防除事業５か所、県営林事業２か所、県民の森整備事業４か所（同繰り越し分１か所）、森林整備事業１３２・35haを実施する。

　事業費の内訳は、治山事業、林道事業などが28億５９５万３０００円（うち同繰り越し12億１６５７万８０００円）、森林整備事業が４億２３２０万６０００円。

　また森林整備事業の面積の内訳は、国庫造林補助事業の植栽７・50ha・保育33・38ha、竹林拡大防止事業１・50ha、県単森林整備事業の植栽０・59ha・保育26・35ha・間伐材搬出１１５０立方メートル、森林吸収源対策間伐促進事業の間伐22・72ha、サンブスギ林総合対策事業の被害木伐倒・植栽19・92ha（うち同繰り越し分４・77ha）、災害に強い森づくり事業の特殊地拵え15・62ha。

　本年度の主要事業は次の通り。（①事業費②箇所数または面積、事業概要）

　【治山事業】

　▽山地治山事業（緊急予防治山）＝①（３０００万円（全て繰り越し））②１か所（旭市櫻井）０・04ha

　▽同（予防治山）＝①６８５０万円（繰り越し８８５２万８０００円）②３か所（横芝光町篠本山腹工０・15ha、山武市松尾町八田山腹工０・04ha、東金市東金山腹工０・04ha）

　▽保安林整備事業（防災林造成）＝①１億９０００万円（繰り越し４４１５万９０００円）②５か所（うち繰り越し分２か所）。山武市白幡（本須賀その１）植栽工・管理道１・20ha（繰り越し分）、山武市井之内（本須賀その２）植栽工・管理道０・66ha（繰り越し分）、横芝光町木戸植栽工・管理道０・64ha、山武市本須賀植栽工・管理道２・63ha、一宮町一宮植栽工・管理道２・29ha

　▽同（保育事業）＝①１４７０万円②３か所、匝瑳市長谷外（海匝地区）下刈７・28ha、横芝光町木戸外（山武地区）下刈16・14ha、長生村一松外（長生地区）下刈３・91ha

　▽治山施設災害関連事業（災害関連緊急治山）＝①10億３０８０万円（全て繰り越し）②長柄町山根ほか17か所１・34ha

　▽治山施設災害復旧事業（県単林地荒廃防止施設災害復旧）＝①３４００万円（繰り越し１４０９万１０００円）②白子町剃金ほか５か所２・49ha（うち繰り越し分１か所）▽山地治山事業（県単治山施設機能強化）＝①１２００万円②治山施設の調査、計画策定

　▽同（治山維持管理）＝①５５０万円②21年度事業３か所（地下水位観測パイプ設置、地質調査、埋蔵文化財調査）

　▽山地治山事業（計画作成）＝①４００万円②茂原市吉井下

　▽同（山地災害危険地区調査）＝①４００万円（繰り越し４２０万円）②山地災害危険地区点検２か所（うち繰り越し分１か所）

　【林道事業他】

　▽林道施設災害復旧事業＝①５５６万円②３か所

　▽海岸県有林管理事業＝①１７６３万２０００円②６か所、公有財産管理、海岸県有林管理事業（不法投棄防止柵設置、支障木処理、刈払い、塵灰処理）

　▽森林病害虫防除事業＝①１５８４万１０００円②５か所、薬剤散布、被害木駆除事業

　▽県民の森整備事業＝①４４２万１０００円（繰り越し４８０万円）②４か所（うち繰り越し１か所）、東庄県民の森トイレ洋式化、管理事務所外壁塗装、船橋県民の森支障木伐採・風倒木除去

　【森林整備事業】

　▽国庫造林補助事業植栽＝①２３９４万２０００円②７・50ha

　▽同事業保育＝①１０９６万８０００円②33・38ha

　▽竹林拡大防止事業＝①５６３万２０００円②伐竹１・50ha

　▽県単森林整備事業保育＝①９４９万７０００円②26・35ha

　▽同事業間伐材搬出＝①５４０万５０００円、１１５０立方メートル

　▽森林吸収源対策間伐促進事業＝①３１７８万２０００円②間伐22・72ha

　▽サンブスギ林総合対策事業＝①１億３１９６万１０００円（うち繰り越し３２８７万４０００円）②被害木伐倒・植栽24・69ha（繰り越し分４・77ha）

　▽災害に強い森づくり事業＝①２億３３３万５０００円（繰り越し８３８３万３０００円）②15・62ha（繰り越し分６・44ha）