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群馬県富岡市

富岡市は農業用施設災害復旧工事を10月皮切りに順次発注

2020/09/09 群馬建設新聞

富岡市は、2019年10月の台風19号で被災した上黒岩地内にある、おいりため池や中沢地内の菖蒲ヶ池ため池、下丹生地内の原霜田地区にある農業用水路を対象とした復旧工事に着手する。9月補正予算案に工事費1億2600万円を計上、議決後に順次発注する。おいりため池は10月末の入札を想定。残る2カ所は災害査定の決定通知が届き次第、発注する。

おいりため池は、南側を通る市道2233号線を含めた土留部分が崩壊し、ため池が3分の1程度埋まったため復旧する。工事内容は◇復旧延長=L約44m◇土砂撤去=V約2476立方m◇巨石積工=L約18m、A約65㎡◇板柵工=L約36m-。

菖蒲ヶ池ため池は、堤頂長50m、堤高13・7mの盛土構造のため池で、貯水量は2万5000立方m。堤頂が約30m崩壊したため、ふとんかごを延長約170mで施工し復旧する。

原霜田地区の農業用水路は、上信越自動車道の東側に位置。既設は800㎜×800㎜のU字溝で法面2カ所が崩壊した。2カ所合計の被災延長は約40m。約2000立方mの補強盛土工を行う。

9月補正予算案に農業用施設災害復旧事業工事費として1億2600万円を計上した。

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