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千葉県教育庁企画管理部

富士通エフサスに委託/県教育庁/校内LANの構築業務/高校・特支158校に

2020/09/10 日刊建設タイムズ

 県教育庁企画管理部は3日、「県立高等学校及び県立特別支援学校校内LAN構築業務委託(1区域)」と「県立高等学校及び県立特別支援学校校内LAN構築業務委託(2区域)」の一般競争入札を開札。両区域とも富士通エフサス(神奈川県川崎市中原区小杉町1―403)が落札した。参加者は両区域とも富士通エフサス1者だった。履行期限は2021年3月23日までとなっている。

 落札金額は1区域が4億2918万1800円、2区域が4億2519万1500円。予定価格は1区域が4億3768万円、2区域が4億3504万7273円(いずれも消費税抜き)だった。

 同事業は、文部科学省のGIGAスクール構想に基づき、校内LANの整備を通して、無線LANなどによるICT学習環境を導入する。対象は、1区域が県立高校58校と県立特別支援学校18校を合わせた76校、2区域が県立高校64校と特別支援学校18校を合わせた82校。総数は県立高校122校、特別支援学校36校の計158校。

 同業務は、GIGAスクール構想の実現に向け、児童生徒1人1台端末を想定した高速大容量の通信ネットワーク確保に向け、県立高校及び特別支援学校の校内LAN環境を整備する。

 高校と特別支援学校では現在、「千葉県学校教育情報ネットワーク」(ICE―Net)に接続し、円滑に機能させるためのデータセンター内のネットワーク基盤を活用したインターネット環境を利用している。

 同業務では、ICE―Netの継続利用を前提に、県立高校と特別支援学校の教室等における無線LAN環境を新たに整備するもので、周辺装置、付属品等一式の調達を含む。

 整備の範囲は、県立高校と特別支援学校内の拠点ルーター・基幹スイッチ・フロアスイッチなどの既存機器の設定変更及びPoeHUB、無線アクセスポイント(無線AP)及びLAN配線となっている。

 施工内容は▽指定した普通教室及び特別教室等の全室に対する無線APの設置固定▽PoeHUBの必要数設置および無線APとの接続▽PoeHUBを設置するための収納キャビネットの原則新設▽学校内に設置済みの既設ルーターのネットワーク設定の設計、設定変更▽データセンター内に設置済みの既存サーバー、ネットワーク機器のネットワーク設定・設定変更及び無線APからインターネット環境への通信接続▽システムを構成する機器の調達――など。

 今月からネットワークの設計を行い、併せて機器を調達。その後、順次施工し、来年3月の竣工を目指す。

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