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新青少年施設、フロンティアC&Pグループが落札、構成員に安藤設計、板橋組など

2020/09/11 日本工業経済新聞(栃木版)

 県は10日、新青少年施設整備運営事業(栃木市岩舟町下津原)の落札者にフロンティアコンストラクション&パートナーズグループを選定した。落札価格は57億9363万462円(税抜き)。総合評価点は71・68点(性能評価点41・80点、価格評価点29・88点)。ユニバーサルデザイン・バリアフリーに配慮したフラットな配置計画などが評価された。

 グループの代表企業はフロンティアコンストラクション&パートナーズ(東京都港区)。構成員は大成建設(東京都新宿区)、安藤設計(宇都宮市)、板橋組(小山市)、R.project(千葉県鋸南町)、三井物産フォーサイト(東京都千代田区)。協力企業はイオス設計(小山市)、学研教育みらい(東京都品川区)、OBSアシュア(小山市)、極東体育施設(宇都宮市)。

 入札にはフロンティアコンストラクション&パートナーズグループと伊藤忠アーバンコミュニティグループの2者が参加。総合評価点は2位の伊藤忠アーバンコミュニティグループが70・41点(性能評価点40・41点、価格点30点)だった。2019年12月25日に総合評価一般競争入札を公告し、8月27日に開札した。

 契約は12月県議会承認後に締結される見通し。事業期間は設計・施工が契約締結日から24年3月31日まで。運営・維持管理期間は24年4月1日から39年3月31日まで。事業者が設計・施工後に県に所有権を移転し、事業期間中の運営や維持管理を担うBTO方式。民間の資金や創意工夫、経営的能力を活用する。

 フロンティアコンストラクション&パートナーズグループの提案施設は宿泊棟・体育館(RC造+木造)と野外炊事場等(木造)の構成。地上2階、地下1階建て。建築面積5253・75平方m、延べ床面積5856・14平方m、最高高さ14m。宿泊定員は最大226人。宿泊機能に洋室、和室、和洋室、講師室、バリアフリー室、共用トイレ、談話スペース、食堂、浴室を導入。

 自然体験機能は野外炊事場、野外活動広場、野外倉庫、野外トイレ。研修・育成機能は大研修室、中研修室、音楽室、体育館。協働・参画機能はボランティア室。管理・運営機能には保健室、洗濯スペース、駐車場、事務室、宿直室を盛り込んでいる。敷地面積は2万4629・13平方m。

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