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茨城県桜川市

新庁舎建設へ測量1185万円/9月補正予算案

2020/09/11 日本工業経済新聞(茨城版)

 桜川市は9月補正予算案を公表した。主な内容は新庁舎建設に向けて基本調査となる測量業務委託に1185万8000円、河川工事に1億2000万円、公立学校トイレ設備改修工事に8000万円、公立学校空調設備工事に5000万円、公立学校大型掲示板装置整備に4200万円、道路新設改良工事に2090万円など。(2面に補正予算の主な事業を掲載)


 新庁舎建設測量業務は基本計画に基づき、建設候補地の大和庁舎を中心とした周辺の市有地約1万9600㎡を対象に調査するもの。当該箇所には公民館や学校給食センター、広場(市営グラウンド)などが立地する。早期に着手し、年度内にまとめる。  

 河川工事は紫尾川のほか5河川の浚渫や、真壁地区の田中川の護岸工事費などを増額した。

 公立学校トイレ設備改修は小中学校13施設のうち、猿田小学校を除く12校のトイレを洋式化する。全部で便器が260器あり、このうちの約7割程度を洋式化する計画だ。猿田小学校については閉校が決まっているため今回の改修の対象外。

 公立学校空調設備は、新型コロナウイルス感染防止対策として授業を拡散して行うため、図書室や理科室にエアコンを設置する。

 整備台数は小学校が8校の図書室に各1台ずつ。中学校は1校につき3台(図書室1台、理科室2台)を4校で、小中合わせて20台の整備を想定している。同工事に関わる設計費1000万円も付けた。  

 公立学校大型掲示板装置は、小中学校13校に65と75インチの掲示板を設置する。普通教室に102台、理科室に21台、合計123台を導入する。

 道路関係では真壁町東矢貝地区で舗装、平沢地区で改良、大岡地区で歩道設置工事などを計画。設計委託料2395万円も予算化した。

 このほか道路維持工事に9085万円、道路橋梁修繕設計業務に100万円、橋梁定期点検業務に400万円、消防施設工事に800万8000円、かんがい排水工事に780万円などを盛り込んだ。  

 今回の補正では一般会計に8億9684万9000円を追加し、当初からの総額は242億4402万2000円となった。

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