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県下水道室、大岩藤センター監視制御設備、更新工事、年内発注目指す

2020/09/18 日本工業経済新聞(栃木版)

 県都市整備課下水道室は、大岩藤浄化センター(栃木市藤岡町藤岡)の水処理系と沈砂池系の監視制御設備更新工事を計画している。流域下水道事業会計補正予算案に限度額1億9200万円の債務負担行為を設定。県議会の承認後、年内に簡易型総合評価落札方式を適用した条件付き一般競争入札で工事を発注する方針。21年度末の工事完了を目指している。

 渡良瀬川下流流域下水道大岩藤浄化センターは1995年度に供用を開始。監視制御設備は目標耐用年数の15年を超過し、老朽化による不具合が発生している。このため2017年度に策定した下水道ストックマネジメント計画に更新を位置付け、19年度から23年度の5カ年、総事業費6億9900万円の計画で全面的な更新工事を進めている。

 19年度から今年度にかけては管理棟の監視制御設備の更新を実施。今年度と21年度にそれぞれ予定していた水処理系と沈砂池系の監視制御設備は制御システムが連動していることが判明。一体的に施工することによって効率的に更新が行えるため、21年度分の工事を前倒して今年度の工事とともに発注する。

 工事では管理棟の北側に建つ沈砂池ポンプ棟、水処理施設付近の電気室に監視制御設備を整備する予定。

 工種は電気を想定。22~23年度には汚泥処理棟の監視制御設備更新を計画している。

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