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茨城県龍ケ崎市

駅周辺整備を推進/道路補修や狭あい改善/国土強靱化計画案

2020/10/08 日本工業経済新聞(茨城版)

 龍ケ崎市の国土強靱化計画の素案が明らかになった。緊急輸送体制の整備として、JR龍ケ崎市駅東口の駅前広場や同駅北側の都市計画道路佐貫3号線の整備を推進する。また2019~24年度までの計画期間で道路舗装修繕18・2㎞、狭隘道路改善10カ所、橋梁補修5橋などを行う見込み。強靱化計画は今後、市民の意見などを踏まえ、内部で協議した上で、12月の策定を目指す。

 強靱化計画は大規模災害などから市民を守り、致命的な被害を回避し、速やかな復旧復興を推進するために策定する。

 計画の基本目標には①人命の保護が最大限図られること②市および地域社会の重要な機能が致命的な障害を受けず維持されること③市民の財産および公共施設に係る被害の最小限化④迅速な復旧復興-を掲げる。

 具体的な施策は、市役所などの耐震性確保をはじめ、小中学校や地域の交流施設などの防災拠点で災害用井戸の設置、防災機能の向上などを進める。公共施設の新設時は防災拠点としての活用を視野に入れて検討する。

 また災害情報の収集と伝達として、防災行政無線や公衆無線LANなどの通信機器の適正な維持管理を推進する。

 都市環境は龍ケ崎市街地や佐貫市街地の道路整備などを推進し、効果的な土地利用を図る。

 緊急輸送体制では市役所などの主要防災拠点を結ぶ緊急輸送道路を補完する道路を整備。JR龍ケ崎市駅、関東鉄道竜ヶ崎駅、それらの周辺地域は交通結節点として広場や道路の整備を図る。

 このほか道路の舗装修繕や改善、橋梁の補修などを進め、災害時の避難路途絶などを防止する。

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