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新潟県新発田地域広域事務組合

葬斎センター願文院が着工

2020/10/27 新潟建設新聞

 新発田地域広域事務組合(管理者=二階堂馨新発田市長)が計画する広域葬斎センター「願文院」が着工の日を迎え、新発田市古楯地内の建設地で起工式が執り行われた。新発田市、胎内市、聖籠町関係者や地元自治会、施工関係者ら36人が出席。さくら設計の小林敏徳代表取締役、井畑明彦胎内市長、小野組の小野貴史社長による神事などが執り行われ、工事の安全を祈願した。副管理者である井畑市長は「新施設が新しい時代の暮らしに寄り添った施設となることを願う」と期待を寄せる。

 新施設は、既存施設の隣の敷地に建設。施設規模はRC造一部2階建て、延べ床面積2406・47㎡。プライバシーに配慮した告別式が行えるよう既存の3倍のスペースを確保するほか、火葬炉5基は既存施設と同数だが、短時間での火葬が可能で、環境負荷や省エネ性能などに優れる。供用開始は2022年4月を予定。 

 建築工事は小野組、電気工事を胎内電建工業、給排水衛生設備工事は新発田水道工事、空調設備は関川水道、火葬路設備工事を富士建設工業が担当する。設計はさくら設計が手掛けた。

 建築工事を請負う小野組の小野社長は「地域に無くてはならない施設であり、心を込めて施工させていただく」とし、工事を担当する同社の平野浩氏は「既存施設を供用しながらの工事なので騒音、振動など利用者に細心の注意を払いながら安全第一で工事を進めたい」と語った。


【写真=小林代表、井畑市長、小野社長】

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