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新潟県南魚沼地域振興局

見よ!迫力の技/本州初の除雪選手権開催

2020/10/29 新潟建設新聞

 南魚沼市で20日、オペレーターの技術を競う「ニイガタ除雪の達人選手権」が開催された。本州初の開催として県、国、南魚沼市、湯沢町、東日本高速道路、県建設業協会が共同で主催。初の王者には南魚沼市道の除雪を担う「ライスパワーズ」が輝いた。

 イオン六日町店駐車場に設営された会場では、選手権直前に南魚沼地域合同除雪出動式が挙行され、好天も相まって多くの人や子どもたちが応援に集まった。

 競技は風船割り、スラローム、砂ケーキ落とし、車庫入れの4種目を成功程度とタイムで採点。県が使用している14tのドーザで、1周500mのコースに挑戦する。 

 開会に際してあいさつした松田隆志南魚沼地域振興局長は「本州初の開催が南魚沼となり感謝したい。皆さんは900人のオペレーターの中から選ばれた精鋭。将来若い人たちが目指す競技会になってほしい」と開催を喜んだ。

 レースには国、県、自治体、東日本高速道路の除雪業者が組んだ5チームが参加。各チームから3人を選抜し、計15人が競技に臨んだ。

 選手は次々とジグザグ走行や狭小な車庫へのバックでの車庫入れ、ブレードの先端を正確に風船に当てて割る操作に挑戦。成功する度に大きな拍手が送られ、除雪機の高度な操作技術に歓声が沸き起こっていた。

 主催者の県南魚沼振興局の職員は「昨年8月に北海道へ行き、既に実績のある選手権を見学した。是非とも本州でも開催したいと検討し、初の開催にこぎつけた。継続できればうれしい」と語った。


【写真=S字走行もお手の物、風船めがけて慎重に】

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