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群馬県桐生市

桐生市は藤棚広場の再整備を2カ年で実施へ

2020/10/29 群馬建設新聞

桐生市は西久方町地内などで計画する藤棚広場の再整備と市道山手通りの歩道美装化工事について、遅くとも12月までに条件付き一般競争入札を公告する。藤棚広場の整備は当初、単年度を予定していたが、2020年度から2カ年で進めることとなった。年度内は藤棚の撤去や伐木工事などを実施。21年度にパーゴラの設置や同広場から桐生が岡動物園へ至る通路の再整備などを行い工事を完了させる。当初予算に工事費6000万円を確保している。

藤棚広場は、西宮神社(宮本町2-1-3)の北側に位置。敷地面積は約5900㎡となっている。

20年度は老朽化したS造の藤棚や、汲み取り式トイレを解体撤去。雑木を伐採し、見晴らしを確保する。

21年度にパーゴラやベンチを設置。照明として足元灯を設ける。また、各所に配置されている石ベンチの移設なども行う。

広場と動物園を結ぶ通路は、幅員約3~4mで総延長約60m。現況は石畳となっており、降雨時に転倒などの恐れがあることから、路面を改修する。舗装材はコンクリートなどで検討を進めている段階。

美装化する山手通りは南北にルートをとり、西側歩道のみを対象に工事を行う。施工区間は北小学校(西久方町2-1-5)の西側にある歩道橋から北に進み円満寺(西久方町2-3-19)の入り口付近まで約150m。

現況幅員は約2~2・5m。石垣上に整備されており、車道部から2m程度高い位置にある。

路面は透水性舗装を施す。合わせて、車道側に設けられているモルタル仕上げの高欄は、欠損箇所などで修繕を行う。

歩道脇を流れる水路との境界に設置されているネットフェンスも更新する。施工延長は約100mで、高さ1・1mの格子状の転落防止柵を設置。周辺の景観に配慮し、色は茶系とする。

設計業務は、都市環境研究所(東京都文京区)が担当した。

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