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栃木県小山市

小山市21年度実施計画、新規に間々田地区6路線、豊田中学区新設校は外構整備

2020/10/31 日本工業経済新聞(栃木版)

 小山市は、総合計画2020~21年度実施計画をまとめた。21年度一般会計計画額は総額599億617万7000円で、うち普通建設費は65億円。建設関連では市立体育館建設事業に12億4600万円、豊田中学区新設校建設事業に9億5760万円を措置。新規では都市再整備事業間々田駅周辺地区第3期道路整備事業に2億円を配分した。(4~5面に実施計画)

 市立体育館建設事業では市民の健康づくりと競技スポーツ拠点となるよう整備を実施。豊田中学区新設校建設事業では校舎や体育館、校庭の建設工事や外構等の設計・工事に着手。閉校式や開校式の準備を進め、22年4月からの開校を目指す。

 都市再整備事業間々田駅周辺地区第3期道路整備事業では都市再生整備計画内の市道3870号線や市道3238号線、市道3235号線、市道4715号線、間々田認定外道路、平和地区緑道整備を実施する。

 都市再生整備事業では大谷地区の横倉認定外道路や市道7143号線、市道240号線、市道3070号線、雨ヶ谷調整池、大川幹線水路改修、大川支線水路改修、横倉新田地区遊歩道整備に5億円。市中央拠点地区の南北道路(延長660m、幅員9m)と三峯遊歩道(延長630m、幅員6m)の整備に2億6000万円を計上。

 このほか、排水強化対策事業に3億9775万円、市道補修事業に2億3000万円、大谷地区中心施設整備事業に2億2622万円、一般市道改良事業に2億円、小・中学校トイレ改修事業に1億円、新規工業団地開発推進事業に6460万円を措置した。

 排水強化対策事業では杣井木川流域や豊穂川流域での排水強化対策の検討、浸水被害軽減対策を実施する。市道補修事業では市内全域の市管理の生活道路の維持修繕や道路排水施設の整備を実施。

 大谷地区中心施設整備事業では地域の基幹施設として配置する大谷公民館を移転。コミュニティ機能を併せ持つ活気に満ちた地域活動の拠点施設として整備する。一般市道改良事業では緊急自動車が進入できないような狭隘な生活道路を拡幅する。

 小・中学校トイレ改修事業では小中学校や絹義務教育学校のトイレを洋式化する。新規工業団地開発推進事業では小山東部第2工業団地やテクノパーク小山南部分譲後の企業立地の受け皿として、これらに続く新たな工業団地としての開発を進める。

 水道事業会計の資本的支出は16億3663万8000円で、うち建設改良費は11億8234万5000円。配水管布設事業の一般拡張に3億7200万円、配水管布設替事業の道路改良関連に1億8500万円、水道施設長寿命化計画の老朽配水管更新計画に2億6350万円を配分した。

 下水道事業会計の資本的支出は48億6895万5000円で、うち建設改良費は22億719万4000円。市水処理センター施設改築事業に4億4000万円、公共下水道事業の小山処理区・汚水に7億9260万円、大行寺排水区・雨水に3億1720万円を措置。

 市水処理センター施設改築事業では23年度の工事完了を予定。小山処理区・汚水では生活環境の向上と河川等の公共用水域の水質保全を図る。大行寺排水区・雨水では大行寺周辺地区の市街化区域の排水強化対策実施で15年9月関東・東北豪雨相当の降雨での浸水被害の解消が目的。

 新規ではPFI方式による小山水処理センター汚泥処理施設改築事業に3億4152万円を計上。官民連携のPFI事業で改築を実施する。

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