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安中市土地開発公社は横野平工業団地拡張整備へ年明け用地契約手続き

2020/11/27 群馬建設新聞


安中市土地開発公社は、中野谷地内の横野平工業団地について約3 haの拡張を計画、A団地4期事業地として、年明けに地権者との用地契約手続きに着手する。工事は2021年9月~10月に一般競争入札を公告、22年夏ごろの引き渡しを目指し進める。同事業地には信越化学工業(東京都千代田区)の進出が決定している。設計は冨永調査事務所(高崎市)が12月末の履行期限で進めている。

造成地は信越化学工業横野平工場(中野谷402-1)の北側に位置、北、西、南と弧を描く市道東16号線の内側で東西に長い形状の約3・2 ha区域。地権者数は10人超で、地目は農地が大部分を占める。

現在、事業地内にある太陽光発電施設の移設に伴う補償金算定や分筆作業を含めた設計を進めている。21年度は土壌汚染対策法や農地転用、開発許可手続きを行い、文化財調査に着手、工事へ移る。なお、用途地域の変更は完了しており、工業専用地域になっている。

南側を通る東16号線は信越化学工業の敷地と隣接した高い位置を通っている。造成工事は道路法面を掘削、くぼ地となっている造成地に盛り土し、同社が土地を一体的に使用できるよう、平坦な土地を創出する。切り土量や盛り土量は設計で検討中。

造成工事のほか、調整池整備や東16号線の拡幅、付け替え道路整備、排水管の敷設を計画する。

調整池は拡張区域内に新設か、横野平工業団地内のボルテックスセイグン横野平物流センター(中野谷52-3)の東側にある調整池の容量を拡大させて対応できるか検討している。同調整地は、流量調整後に暗渠で猫沢川へ放流している。

東16号線の拡幅工事は北側の部分で実施する。現況幅員が約4mで大型トラックの通行が困難なため、6m以上に拡幅する。このほか、土地の一体的な使用により南側の路線の一部を廃止し、造成地東側を南北に結ぶ路線へ付け替える。幅員は6m以上を確保する。延長は設計で検討中。

また、造成地内に湧水箇所があるため、排水管の敷設も計画している。

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