記事

事業者
埼玉県八潮市

八潮市が12月補正予算案公表

2020/12/03 埼玉建設新聞

古新田ポンプ場増強に18億円


 八潮市の一般会計12月補正予算案が明らかになった。日本下水道事業団に工事発注を委託して進める古新田ポンプ場増強の概算事業費を18億円と試算し、工事費となる限度額16億6566万円(2020~23年度)の債務負担行為を組み入れた。20年度内にも同事業団が工事発注する。12月補正には「外環八潮スマートインターチェンジ(SIC)など道路予備設計」委託のための債務負担1260万円(20~21年度)も設定。年明けにも指名入札を通知する。

 古新田ポンプ場の放流量を3・8?/Sに引き上げるため、雨水ポンプ施設、自家発電施設、受変電施設、監視制御施設、ポンプ運転操作施設、ポンプ計装施設などを増設する。この工事委託に関する同事業団との基本協定締結議案を12月議会に提出した。

 雨水ポンプ施設の工種は土木・建築・機械設備の3種類。そのほかの施設(場内整備除く)は電気設備工事に位置付けられる。今回の補正で債務負担の限度額は前回の14億4300万円から16億6566万円に変更となる。23年度末までの完工、24年度の稼働開始を目指す。

 工事と同様、設計業務の委託手続きも同事業団が担当し、設計者にはNJS東京総合事務所(港区、電話03-6324-4300)を選定済み。

 外環八潮SIC道路予備設計では、東日本高速道路が新規整備する東京外環自動車道「外環八潮パーキングエリア(PA)」の将来的なSIC化を見据えた検討を委託。国の準備段階調査への採択に必要な概略的な設計資料などを作成する。年明けの指名通知、20年度末までの契約締結を見込んでいる。

 このほか補正予算案には八條北運動広場(八條681)の防球ネット設置工事費779万6000円を計上した。東埼玉資源環境組合の処理施設隣接地を活用した広場整備の一環。早ければ20年度に工事を終え、21年度から広場を供用する。

紙媒体での情報収集をご希望の方は
建設新聞を御覧ください。

建設新聞はこちら