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感染症対策で、ナガワのレンタル仮設の貸し出し1・2倍に

2020/12/08 新潟建設新聞

 軽量鉄骨ゼネコンのナガワ(髙橋修社長、東京都千代田区丸の内)が手掛けるユニットハウス「スーパーハウス」が好調だ。11月には上場出来高値(東証1部)を3回更新。現場事務所の貸し出しが急増し、貸し出し面積は例年の前年同期に比べ1・2倍となった。感染症対策で、通常よりも現場事務所の棟数を増設する事業者が多いことが背景にある。

 現在、新潟県内で約8000棟のスーパーハウスをレンタルしている。今年2月ごろから、建設関連の事業者にとどまらず、工場や一般企業、医療関係者からの問い合わせも増えており、これまでにない契約実績となっている。

 県内でも多様な業種から問い合わせがあるという。大手化学メーカーの工場で、定期的に行う配管の点検・洗浄や修繕の現場でも、レンタル棟数が前年比で2倍となった。医療関係では補助金を活用して整備を目指しているほか、一般企業でも接触頻度低減のため従来駐車場だった場所に仮設事務所として設置するなど、各社リスク分散を徹底していることがうかがえる。

 選ばれる最大の理由は工期の速さにある。トラックで運べる規格サイズを6棟組んだ3連棟2階建ては、半日で施工が完了する。職人不足もあり、スピード感は重要な鍵となる。仮設のイメージを払拭したデザイン性の高い商品群も魅力だ。

 18日まで新潟営業所で展示会を開催している(13日休み)。これに合わせて、期間中にインスタグラムで展示会を拡散すると、抽選で映画観賞券をプレゼントする。

 新潟営業所の田島基彦所長は「施工のスピード感、短期レンタルといったニーズにも対応できるところが強み。ぜひ一度お声がけいただければありがたい」と話している。

【写真=事務所の施工事例】

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