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千葉県成田市

仮設校舎をリース/成田市/来年度で大改造着工/公津小と八生小の2校

2020/12/08 日刊建設タイムズ

 成田市教育委員会は、公津小学校と八生小学校の大規模改造工事に伴い仮設校舎を借り上げる。11月25日付で「公津小学校仮設校舎借上」と「八生小学校仮設校舎借上」の一般競争入札を公告した。入札参加申請を今月14日まで受け付け、23日に開札する。予定価格は事後公表。契約期間は2022年6月30日までで、リース期間が来年7月1日から22年3月31日まで。来年3月末に着工し、7月1日に引き渡す予定。大規模改造工事については、本年度に実施設計を委託しており、来年度に着工する予定。

 公津小は、敷地面積が1万8991・72㎡。仮設校舎の建物構造は、校舎が軽S造2階建て、渡り廊下が軽S造平屋建て。基礎は鉄筋コンクリート布基礎または鉄骨基礎とする。児童数は1教室あたり最大で30人を想定。

 八生小は、敷地面積が1万6428㎡。用途は校舎と児童ホーム。建物構造は軽S造2階建てで、基礎はH鋼とする。児童数は1教室あたり最大15人とし、児童ホームは15人の利用数を想定する。

 入札参加資格は▽資格者名簿に「物品」部門「リース」、細目「仮設建物」として登載▽官公庁等が10年度以降に発注した、小学校、中学校または義務教育学校における仮設プレハブ校舎(延べ面積1000㎡以上)の賃貸借の元請け実績――など。

 一方、大規模改造工事については本年度、公津小の設計を阿波設計事務所に1190万6000円(消費税抜き)、八生小の設計を丸川建築設計事務所に1135万1000円(同)でそれぞれ委託した。

 公津小は、南棟・渡り廊下の大規模改造と太陽光発電設備の設置、外構(舗装等)の改修を実施。大規模改造工事は▽間取りの変更▽屋上防水及びバルコニー手すり、外装の全面改修▽サッシ、内装及び建具の全面改修▽建築非構造部材の耐震安全性に関する検討▽電気設備の改修▽空調設備及び給排水・衛生設備の全面改修及び特別教室等の空調機新設工事――などを予定。

 南棟の建物規模はRC造3階建て延べ2000㎡(1979年建築)。渡り廊下はRC造2階建て延べ150㎡(同)。

 八生小では、東棟(管理諸室、特別教室、児童ホーム等)の大規模改造と太陽光発電設備を設置を行う。大規模改造工事は▽間取りの変更▽屋上防水及び外装の全面改修▽サッシ、内装及び建具の全面改修▽建築非構造部材の耐震安全性に関する検討▽電気設備の改修▽空調設備及び給排水・衛生設備の全面改修及び特別教室等の空調機新設▽外構(舗装等)の改修――などを予定する。東棟の建築規模はRC造2階建て延べ約1424㎡。

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