県富岡土木事務所は、甘楽町秋畑地内の河振地区で2019年10月の台風19号で被災した主要地方道富岡神流線の道路復旧に向け、先行して地すべり対策工事を年明け1~2月、復旧工事は21年秋ごろに指名通知する。
田村酒店(秋畑4948)北側の65・8m区間を対象とする道路復旧工事箇所の北側法面で、地すべり対策を実施する。集水ボーリング工や鋼管杭を使用する抑止杭設置工を内容とする。
集水ボーリング工は2カ所を対象に実施する。φ90㎜、深さ16~23mの削孔にφ40㎜の塩ビ管を放射状に6本施工する。6本合わせた延長は125m。
抑止杭設置工はφ508㎜、長さ11・5~15・5mの鋼管杭を1・7m間隔で直線上に18本打設する。
道路復旧工事は大型ブロック積工やコンクリートブロック積工、ボックスカルバート敷設工などを実施。また、大型ブロックと道路沿いを流れる雄川の既設ブロック護岸との取り付け部には、94立方mの擁壁を設置する。現道北側はコンクリートブロック積工を29㎡施工する。
ボックスカルバートは南北に流れる沢が現道を横断する箇所に延長13mで敷設する。ボックスはプレキャストで、内空断面2000㎜×1500㎜。
調査設計は日本サーベイ(藤岡市)が手掛けた。