松本市建設業協会(伊藤浩一会長)は3日、恒例の年末工事現場安全パトロールを行った。今回は建築委員会(大藏章男委員長)が主体となり建築現場を対象に行われ、松本市発注の2カ所の現場を訪問。年末を迎え現場が追い込みとなる中、現場の安全管理や凍結対策など無事故での施工を呼びかけた。
パトロールに先立ち、松本市建設業会館に集まった参加者を前に大藏委員長は「年末を迎え代理人の皆様は現場の維持管理など苦労していると思うが、良い点と悪かった点をしっかりと見て反省してほしい。建築現場は3密になりやすくなる中ではあるが、安全に注意してパトロールを行ってほしい」と呼びかけた。続いて松本市住宅課の小岩井課長補佐は「寒くなると現場の事故は多くなる。安全な工事現場となるようパトロールしてほしい」と有意義なパトロールとなるよう期待した。
今回訪問した現場は、松本市野球場スコアボード改修主体工事(施工・田内工務店)と重要文化財旧松本高等学校本館耐震補強工事(施工・滝澤工務店)の2カ所。最初に松本市野球場を訪れた参加者は、高さ24mほどある足場に昇り、担当者から説明を受けた。現場が高所にあることから、風対策をどのように行っているのか質問が出されていた。また共通仮設、現場管理、直接仮設の状況をチェックした。
パトロール後には再び協会に戻り講評が行われた。