小千谷市で、キャリア教育推進事業の一環「おぢやしごと未来塾」が開かれた。中学生に早くから将来の就職について意識してもらい、地元での就労を根付かせる目的で開いたもの。コロナ対策に細心の注意を払い、産・学・官連携で実施した。
小千谷市総合体育館を会場に市内企業や団体44社、県内の大学8校が出展。市内の中学1・2年生と総合支援学校中等部の生徒643人に企業、大学の概要や仕事の内容、製品の紹介などを行った。
小千谷市企画政策課企画経営係の増川雅史副参事・係長は「コロナで中止の検討もあったが、学校での職場研修がなくなり、貴重な機会として開催の要望があった」と開催までの経緯を振り返り「初回のこの塾に参加し、それをきっかけに地元就職した例も出てきた」と成果に言及。「企業に対しては、色んな取り組みをしている会社があることを夢を持って伝えてほしい。生徒たちには、小千谷にもこんな素晴らしい会社があることを知ってもらいたい。進学などで県外に出ても、是非地元に帰って来て就職してほしい」と期待を語った。
女子生徒のグループに道路舗装の重要性をPRしていた北越トラストは「まずはこんな仕事があることを知ってもらい、社会生活につながっている身近な存在だと感じてもらえたらと思う。社内には女性も多く、女性の現場監督もいる。男女関係なく将来の仕事として考えてもらいたい」と話した。
【写真=北越トラストのブース】