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(社)新潟県建設業協会

週休2日ガイドラインを策定

2020/12/19 新潟建設新聞

 新潟県建設業協会は、週休2日の実現に向けて週休2日ステップアップ・ガイドラインを策定した。完全週休2日に向けた「ステップアップ」として各社の実情に応じた段階的な休日数の増加に取り組むほか、週休2日により入職につながった企業での先行事例の情報共有を図るなど、取り組みを加速させる。

 ガイドラインでは各社の取り組みとしてそれぞれの沿革、経営方針、経営規模、公共と民間、土木と建築などの受注構成、従業員の職種構成などに配慮した上で、各社各様の手法や進捗スピードで取り組むことを基本とし、本社、現場の完全週休2日(土日閉所)を最終目標とする。

 また協会では、先行事例の情報共有と情報発信を行うとともに、工期の確保や設計労務単価のさらなる引き上げなど解決すべき課題の改善を国や県などの発注機関に要望していく。

 協会では2017年度から週休2日の確保に取り組んでおり、原則、完全週休2日(土日現場閉所)を最終目標に、段階的目標として日曜日に加えて第2・第4土曜日の現場閉所に取り組んでいる。これまでの取り組み状況では19年度時点で会員企業の96・2%が4週6休に取り組んでおり、412社のうち50社が就業規則の中で4週8休(土日が休日)を規定している。

 4週6休の現場閉所が浸透し、4週8休が増加傾向にあるほか、国や県で週休2日対象工事の適用が進んでいることから、担い手確保に向けた建設業での働き方改革を加速させる。11月30日に開かれた理事会で申し合わせた。

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