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栃木県宇都宮市

宇都宮市、第3次環境基本計画後期素案、22年度に河川整備率62.8%

2020/12/22 日本工業経済新聞(栃木版)

 宇都宮市は、第3次環境基本計画後期計画素案をまとめた。計画期間は2021~25年度までの5年間。施策指標(25年度)には、雨水貯留施設等設置費補助件数(16年度からの累計)2103件、景観形成重点地区等の指定数累計11地区、生活排水処理人口普及率累計100%などを盛り込んだ。河川整備率(都市河川、準用河川)の施策指標は22年度に62・8%とした。

 分野は①地球環境②廃棄物③自然環境④生活環境⑤人づくり-の5つ。地球環境には①低炭素化の促進②自立分散型エネルギーの普及促進③環境にやさしいまちづくり-を設定。

 低炭素化の促進では、家庭でのZEH導入促進や省エネ促進等住宅改修支援事業の実施など、市役所でのエネルギー利用設備に係る高効率化の推進、市有施設の電力調達における低炭素化の推進など。自立分散型エネルギーの普及促進では、地域防災拠点施設における創エネ・蓄エネ設備の導入推進、地域新電力による再生可能エネルギーの地産地消の促進、大谷地域に賦存する冷熱エネルギーを生かした活性化策の実施などを盛り込んだ。

 環境にやさしいまちづくりでは、駅東口地区整備事業におけるエネルギーの合理的な活用手法の検討、平出町トランジットセンターゾーン整備における環境負荷の少ない拠点形成や集約型都市構造、立地適正化計画の推進などに取り組むとした。

 廃棄物には適正な処理の推進などを設定。適正な中間処理施設・最終処分場の維持管理、不法投棄監視カメラの設置などを盛り込んだ。

 自然環境には自然と共生したまちづくりの推進などを設定。農地・農業用水等の保全推進や身近な生活圏の公園整備、拠点公園の整備・活用、かんがい排水施設の整備等の推進、宅地内雨水貯留・浸透施設の設置促進、道路における雨水浸透舗装整備、河川整備推進、河川維持管理、大谷の名勝・文化的景観保存整備事業推進、屋外広告物の規制誘導などに取り組むとした。

 生活環境には発生源対策の充実などを設定。生活排水処理施設整備の推進などを盛り込んだ。

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