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栃木県壬生町

壬生町、本庁舎跡地利活用検討委、整備概算費用3億円

2021/01/28 日本工業経済新聞(栃木版)

 第7回壬生町本庁舎跡地等活用検討委員会(三橋伸夫委員長)は本庁舎跡地利活用基本構想案と民間商業施設誘致について協議した。概算費用に庁舎解体や活用施設リノベーションなど跡地利活用の整備が3億円、施設等維持管理が1100万円を算出した。

 費用の算出は施設機能が未定のため、カフェや会議室などの機能や商業施設が入ったケースを想定。安定した収支維持のため、高い集客力と採算性を備えた施設が求められる。

 導入が考えられる機能は建物が自治会などで活用できる会議室、子育て中の親や中高生、地域の高齢者などが気軽に集まれる場所、コミュニティカフェ、直売所、民間商業施設、若者のチャレンジショップやサテライト支店、観光案内所、ギャラリーなど文化的な交流を促す施設。

 広場が芝生の設置、イベントが開催できるスペース確保(電源や水道、屋根等の確保)、遊具の設置、レンタサイクルの設置。

 耐震性のある現教育委員会や建設課等庁舎や石倉書庫(東側)、ひばり館は取り壊すことなくリノベーションでの利活用を可能としている。民間商業施設が入った場合は石倉や教育委員会棟、車庫の取り壊しが必要となる。

 利活用は①地域づくり活動の活性化②生活の利便性の向上③多様な学習機会の提供④関係人口の拡大⑤まちなか環境の向上⑥暮らしにおける安全・安心の強化⑦周辺施設と呼応した景観の保全-を基に検討を進める。

 事業スケジュールでは、2021年度に基本計画策定、22年度に基本・実施設計、23年度から整備(解体)工事を予定している。

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