記事

事業者
埼玉県さいたま市

さいたま市が雨水貯留施設を重点整備

2021/01/29 埼玉建設新聞

5年で対策18カ所


 さいたま市は、1時間当たり56mmの降雨に対応した雨水管・雨水貯留施設の整備計画で2025年度までの対策完了を目指す18カ所を今後選定する。21~22年度で年3カ所(計6カ所)、23~25年度に年4カ所(計12カ所)の段階整備を目標に、対策箇所を近く絞り込む方針だ。

 降雨時に河川に放流できない分の雨量を貯留する浸水対策の一環として、施設設置数の加速を目指す。プロジェクトの整備促進エリアに位置付けられているのは計82カ所。現在までに43カ所の対策が終わり、20年度内にはさらに3カ所の整備完了が追加される予定だ。

 残る対策箇所から18カ所を今後抽出し、25年度を期限とする工程計画を練り上げる。18カ所の選び方や着工の優先順位などについて、担当者は「最近の浸水被害状況などを踏まえ、選定を進めている」という。21年度以降の予算編成を通じ、必要な工事費などを具体化していく。

紙媒体での情報収集をご希望の方は
建設新聞を御覧ください。

建設新聞はこちら