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埼玉県春日部市

春日部市が旧商工振興センター跡地に5000㎡級計画示す

2021/02/03 埼玉建設新聞

 春日部市は旧商工振興センター跡地活用の方向性について、定期借地・リース方式による民間活力導入が優位だとする見解を示した。昨年11月以降に事業者から聴取した意見を踏まえ、公募条件によっては民間事業者の参入が見込めることを確認。次の段階として、2021年度は事業者公募手続きに入る。22年度から設計・施工を行い、25年度の開庁を目指している。

 市が整理した導入機能には①(仮称)労働総合庁舎(約2500㎡)②市公共(約1500㎡)③民間(約1000~2500㎡)。民間の業態により面積に幅を持たせた形だが、全体で5000~6000㎡程度が目安となる。

 予定建築物に関しては地元要望や駐車場の確保などの面で、1棟型が優位とした。敷地北側の建物を配置、残る中央通り線沿いに駐車場を設ける構想を抱く。

 従来の設計施工分離方式で事業を進める場合、建築費30・25億、外構日1・06億円程度を試算した。

 住民要望からは公共機能としてコミュニティ、児童福祉、市民課分室、民間機能でクレヨンしんちゃんミュージアム(キャラクター活用)、食品スーパー、軽食店舗、託児所、複合機能には駐車場のほか、特産品などを扱う新たな商工振興センター機能が上がった。

 民間事業者への聞き取りでは、スーパーマーケット・ドラッグストア・コンビニ事業者、スポーツクラブ運営事業者、医療系事業者などが意欲を示した。

 計画地(粕壁東1-1855-1)は敷地面積約4200㎡を有する。用途地域が商業地域に当たり、建ぺい率80%、容積率400%を定めている。

 基本構想・基本計画の策定業務は大日本コンサルタント関東支社(さいたま市、℡048-600-6672)が担当している。

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