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千葉県鎌ケ谷市

児童施設設計に1448万円/最短22年度の工事発注へ/一般会計は366億円規模/鎌ケ谷市予算

2021/02/04 日刊建設タイムズ

 鎌ケ谷市は、2021年度当初予算案の概要を明らかにした。一般会計の規模は、前年度比3・9%増の365億8000万円。このうち、普通建設事業費は前年度比5・7%増の32億1298万4000円。主要事業は(仮称)東部地区児童センター設置事業1448万円、主要市道整備事業1億8057万3000円、準用河川整備事業3億413万9000円、義務教育施設維持補修事業4億2253万円、陸上競技場改修事業1億4755万円。

 (仮称)東部地区児童センター設置事業では、児童センター未整備の東部地区において施設整備を行うため、実施設計を委託する。

 建設予定地は東道野辺4―527―1ほかの敷地面積約2000㎡。建築面積500~600㎡、床面積600㎡程度を想定しており、遊戯室、図書室、事務室、集会室、授乳室、保育室、給湯室、倉庫、トイレなどを配置。外構は館庭500~700㎡程度、駐車場・駐輪場500~700㎡程度を確保する方向。基本設計は竹江設計事務所が担当している。順調に推移すれば、22年度の工事発注となる。

 主要市道整備事業の内容は、市道20号線用地購入・整備工事2997万円、市道22号線用地購入・整備工事5719万6000円、市道26号線用地購入1340万8000円、軽井沢周回道路整備用地購入・詳細設計4699万9000円、市道舗装改良3000万円、市道修繕調査300万円。

 準用河川整備事業費の内訳は、工事1億4708万円、委託2361万7000円、公有財産購入2521万7000円など。二和川について、馬込沢地区のバイパス整備工事と用地購入に加え、鎌ケ谷保育園付近の護岸改修の完了に伴う水道管の本設および路面復旧工事を行う。

 義務教育施設維持補修事業に関しては、小学校3校と中学校2校の防火戸・防火シャッター改修工事および道野辺小学校受変電設備改修工事を実施する。

 陸上競技場改修事業費のうち、工事費は1億4283万円。メインスタンドの外壁塗装およびアスベスト除去、防水改修、トイレ改修を実施する。

 また、継続費2年目の防災行政無線デジタル化事業は、工事費3億1456万5000円、委託料732万6000円。22年12月までに防災行政無線をデジタル方式に更新する必要があることから、段階的に整備を進めており、21年度には屋外拡声子局73か所の工事などを行う。

 そのほか、道路維持・補修事業(市道・道路排水施設の補修ほか)1億1084万4000円、街区公園整備事業(旧第一学校給食センター跡地公園整備工事ほか)1億9981万8000円、鎌ケ谷消防署改修事業(外壁・屋上防水改修工事)7555万円、市営住宅長寿命化事業(長谷津市営住宅E棟屋上防水・外壁改修実施設計)305万円、歴史的建造物保存活用事業(澁谷家住宅改修に向けた用地購入)1億5388万2000円、学習センター等改修事業(東部学習センター外壁・屋上防水・空調設備・トイレ改修工事)7803万2000円。

 また、下水道事業会計は、収益的支出17億6880万7000円(前年度比0・5%減)、資本的支出16億3548万5000円(前年度比9・6%増)。マンホールトイレ整備事業に1678万円を投じ、鎌ケ谷小学校で設置工事を行う。

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