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栃木県さくら市

さくら市、4月上旬にも公告、押上小大規模改造を3分離

2021/03/04 日本工業経済新聞(栃木版)

 さくら市は、老朽化した押上小学校校舎(長久保814)の大規模改造工事に着手する。屋根や内外壁、床、天井の改修、多目的トイレ設置や既存トイレの洋式化、受水槽更新、照明のLED化などに取り組む。建築、電気設備、機械設備工事の3工種に分離し、全て4月上旬に一般競争入札を公告予定。総工費は3億7000万円。夏休み前の着工、来年3月上旬の完了を目指す。

 多目的トイレは1階、昇降口付近にある階段横空きスペースに設置する。

 設計担当は大規模改修がAIS総合設計(宇都宮市)、多目的トイレがゆざわアーキデザイン(同)。

 押上小校舎は1989年竣工のRC造2階建て延べ4200平方m。児童数は137人(2020年4月現在)。周辺にはJR宇都宮線蒲須坂駅や国道4号氏家矢板バイパス、県道蒲須坂乙畑線、主要地方道今市氏家線、グリーンラインがある。

 工事費は安全安心の確保のため予防保全に向けた老朽化対策などの事業が措置された国の今年度3次補正予算に呼応し、予定していた新年度当初予算から今年度3月補正予算に前倒しした。実施期間を考慮し、新年度に全額繰り越す。

 学校施設長寿命化改良事業の一環。22年度に熟田小で実施を検討。校舎が新しい喜連川小を除いて氏家小や上松山小、南小で順次実施予定。中学校では18年度に喜連川中が完了したため、残す氏家中での実施を計画している。

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