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群馬県草津町

遊歩道や温泉門整備

2021/03/11 群馬建設新聞


草津町(黒岩信忠町長)は、9日に可決した2021年度当初予算内容を明らかにした。建設関連の目玉事業は都市計画整備事業で、国庫補助分1億9900万円、町単独分8169万9000円を計上。西の河原周辺の遊歩道整備や、町入口の温泉門整備など観光資源の魅力を高める事業に取り組む。このほか、町営住宅中島団地の建設・改良工事費1760万円などを確保。屋根の更新工事を計画している。

一般会計の総額は43億4140万7000円で、対前年度比6・9%減。工事請負費総額は3億7461万9000円で構成比は8・6%。対前年度比39・7%減で、建設業界にとって厳しい状況となっている。

建設関連の目玉事業は、湯畑など観光資源の価値を高めることなどを目的とする都市計画整備事業。国庫補助分と町単独分で取り組むメニューが異なる。

補助事業1億9900万円のうち工事費が1億8900万円、1000万円は街なみ環境整備修景助成事業に充てる。

西の河原から天狗山を結ぶ遊歩道の整備を計画。測量等を実施し、詳しい整備内容を固める。また、町の入り口が立体交差となることを見越した温泉門の整備にも着手。こちらも取り組み内容はこれから検討する。また、都市計画整備事業とは別に、立体交差建設事業で測量・詳細設計費1000万円を計上している。

町単独の事業では、8169万9000円を確保。内訳は、各種設計委託料1034万円、工事費5880万円などとなっている。役場の周辺などでデザイン照明の設置工事を実施する。観光客が浴衣で出歩く際に、見栄えが良くなるような間接照明などを設置する構想。

中島団地の管理事業は工事費1760万円を計上。老朽化したスレート屋根の更新工事に取り組む。発注時期はこれから検討。指名競争入札による発注を予定している。

道路関連は、国庫補助の道路整備事業の建設・改良工事費2990万円を計上。町単独の道路等整備は2355万円、内訳は建設・改良工事費745万円、維持補修費1520万円など。また、道路融雪施設管理運営事業の改良工事費400万円などを計上した。

このほか、町内建物等耐震対策事業2200万4000円なども確保した。

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