小鹿野町は、２０２１年度にも町道の拡幅工事や拡幅へ向けた設計を発注する。時期については検討中の段階。対象となるのは、町道１１７号線の拡幅設計や町道44号線の拡幅工事など。設計委託費計１８００万円や、工事費計４２１０万円などを当初予算案で計上している。

　町道１１７号（小鹿野地内）拡幅工事の初弾工を発注する予定。総延長約１１００ｍを見込む。設計・施工については工区ごとに発注するとしている。初弾工へ向けた詳細設計と用地買収を21年度中に進めたい考え。20年度は概略設計をヤマホン小鹿野営業所（小鹿野町、電話０４９４－79－１５８８）がまとめた。

　工事は現況幅員２・５～３ｍのアスファルト舗装道を４ｍへ拡幅する計画。また道路片側には５００㎜程度のＵ字型排水構造物の設置も想定している。施工区間は小鹿神社南側を起点とし、正永寺の北西付近まで。

　また、町道44号線の施工は現況幅員２・５ｍから計画幅員約４・６ｍ（車道４ｍ、片側側溝０・５６ｍ）へ拡幅するもの。現在のアスファルト舗装も打ち替えを行い、対象範囲は約２８０㎡を見込む。また排水構造物にはＵ字型側溝の設置するとしている。シビル技術（秩父市、電話０４９４－77－２３３３）が担当。

　施工場所については国道２９９号花園橋から北西へ約75ｍ進んだ付近を起点とし、約70ｍ北上した場所までとしている。　このほか、議会前として明らかにしていないが、21年度に計画しているのは委託１件と工事７件となっている。