記事

事業者
埼玉県下水道局

県下水道局・下水汚泥処理で都と協定を締結

2021/03/12 埼玉建設新聞

「チーム下水道」へ


 県下水道局と東京都下水道局は11日、「災害時等における下水汚泥処理の共同事業に関する協定」の締結式をオンライン形式で開催、それぞれ調印を行った。災害時などにそれぞれの処理区内で下水の汚泥処理ができなくなった場合に処理の一部を共同で実施し、お互いの危機管理体制の強化を図る目的で施行時期は4月1日。チーム下水道として、さらなる連携強化に意欲を示した。

 今成貞昭県下水道事業管理者は「一昨年の台風19号での被災は、災害対策の重要性を再認識する事態となった。今回の取り組みが先進事例として、他の都道府県につながるよう期待したい。そして、県民・都民の快適な生活を支える、チーム下水道として、さらに連携が深まることをお願いしたい」と述べた。

 東京都の和賀井克夫公営企業管理者下水道局長は「今後、災害が起きたとしても、下水道の被害を最小限に食い止めることはわれわれの使命。今回の協定締結は危機管理体制の強化で、ゴールではなくスタート。これからも日本の下水道をリードしていく」と今後の意気込みを寄せた。


【写真=和賀井管理者とともに調印書を手にする今成管理者(左)】

和賀井管理者とともに調印書を手にする今成管理者(左)

紙媒体での情報収集をご希望の方は
建設新聞を御覧ください。

建設新聞はこちら