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群馬県片品村

片品村の21年度予算

2021/03/16 群馬建設新聞

片品村(梅澤志洋村長)の2021年度予算が成立、15日までに明らかになった。一般会計は対前年度比0・1%減の34億2100万円。橋脚補修が進む村道東小川・越本線の細工屋橋は、残る橋脚1基と橋台に取り組む。橋梁整備には工事費9000万円を確保した。また、下水道事業等特別会計は設計中の北部浄化センター増設について工事費1億6000万円を計上、下半期での工事着手が見込まれる。

越本地内で片品川を跨ぐ細工屋橋は、架設年次が古く、1940年~50年代の改修を経て、2連PC単純T桁橋と2連RC単純T桁橋の複合橋となった。4径間で橋長は58m、下部工は重力式橋台と橋脚3基で構成。20年度はP1橋脚とP2橋脚を対象に角田建設工業(片品村)がRC巻き立て、フーチング増厚で補強を進めている。残るP3橋脚も同様の工事を想定。橋台については、縁端拡幅工やひび割れ補修などを予定している。設計はプロファ設計(伊勢崎市)が担当。上部工は22年度以降に実施する流れ。

北部浄化センター(越本2960-2)は、01年度に供用開始した施設。増設実施設計は技研コンサル(前橋市)に委託しており、3月補正予算で繰越明許に設定した。増設は、農業集落排水処理の汚泥、浄化槽汚泥、汲み取りし尿を対象に加えるためのもの。浄化槽汚泥だけでも年間2000t強あるとされる。実施設計で最適な増設方法などを確定し、工事発注へ進む。

このほか主な予算は、道路維持修繕工事費2550万円、小規模土地改良工事費4150万円、林道工事1700万円など。

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