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群馬県川場村

川場村の21年度予算決まる

2021/03/16 群馬建設新聞

川場村(外山京太郎村長)は15日までに、2021年度当初予算を明らかにした。注目の新拠点構想推進事業は、初弾整備となる役場庁舎が着工段階を迎える。21・22年度を期間とする限度額13億円余の債務負担行為を設定。木造2階建て、延べ床面積2500㎡規模を想定し、作業中の実施設計で詳細を固める。ほか、村道整備は改良工事、舗装補修、橋梁補修などを実施。農業関係は上宿原地区の土地改良工事を進める。

一般会計は対前年度比24・1%増の36億97万6000円となった。普通建設事業費は11億9321万円で同156・4%増。

拠点整備事業は、谷地字原地内で計画。架設工事が進む村道谷地生品線(仮称)姥堂大橋から役場に向かい左側、村商工会館に接する約2・3haに計画。役場など公共施設を商工会館側に、残る部分を産学連携施設エリアと想定する。拠点構想設計はプランツアソシエイツ(東京都中野区)が担当。

全体で先行するのは役場庁舎建設事業。債務負担行為で21・22年度に13億350万円の限度額を設定した。内訳は2カ年分の建設工事費と監理委託料。21年度分は工事費5億7750万円、監理委託料3300万円を確保したため、22年度には残る6億9300万円分(工事、監理合算)の計上が想定される。なお、3月補正で役場庁舎新築工事実施設計事業1億3959万円など関係費用を繰越明許とした。設計完了を待って工事発注、下半期に着工の見込み。

このほか、当初予算には用地購入費4億円、測量登記委託料100万円も確保した。

村道整備は、改良工事費500万円、谷地生品線の設計積算業務委託に183万5000円。舗装補修等工事費1470万円、村道除雪委託料に500万円。土地改良は上宿原土地改良調査設計・換地設計業務委託料1110万円、同地区工事6512万円など。

特別会計は水道事業の修繕工事699万6000円、下水道事業は施設工事費2000万円、浄化センター維持修繕工事費693万円などを確保した。

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