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昭和村は21年度当初予算を公表

2021/03/19 群馬建設新聞


昭和村(堤盛吉村長)はこのほど、2021年度当初予算の内容を明らかにした。村の一大事業として注目が集まる新庁舎建設事業には21~22年度の継続費として総額13億3828万2000円を設定。7月の着工を掲げており、第1四半期中にも工事発注が行われる見通し。建物はS造4階建て、延べ床面積2608・99㎡の規模となる。このほか、道路維持補修事業2億800万1000円や、橋梁維持費1336万円などを確保している。

新庁舎建設事業に13億3828万2000円の継続費を設定した。年割額は21年度8億4万4000円、22年度5億3823万8000円となっている。

年度末をめどに、福島建築設計事務所(前橋市)が実施設計をまとめる。同業務の内容を考慮して、発注方法を判断する。JV発注を理想としている。建築・設備類の分離方法は検討中。4月までに発注方針をまとめ、5月にも工事の競争入札を実施、6月の定例議会で契約案件を上程するもよう。

新施設はBCP庁舎(持続継続庁舎)として、さらに今後100年を視野に入れた長寿命化を意識した建物を目指す。現庁舎の敷地内に建設。S造4階建て、延べ床面積2608・99㎡で、一部に免震構造の導入を予定している。

新庁舎建設の工期は7月から22年1月までとし、23年度から既存庁舎の解体や西庁舎の改修に取り組む。

道路関連では、道路維持事業に2億800万1000円を確保。村道森下赤城原線や永井中野線など10路線程度の舗装補修工事を計画している。橋梁維持事業は1336万円で永田沢5号橋の上部工長寿命化工事に取り組む。

給食管理で工事費2048万円を確保。給食センターの食器自動洗浄機の更新工事に充てる。夏休み期間に施工する方針。

道の駅管理運営事業は工事費1050万円で電気自動車充電器スタンドの更新を予定。補助金が確保できれば、故障している既設スタンドの入れ替え工事を行う。

一般会計は20年度から5億7500万円の増で、総額49億5000万円。工事請負費総額は11億222万3000円、新庁舎整備の影響で、対前年度比約155・2%の増となった。

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