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群馬県契約検査課

県契約検査課が総合評価落札方式の加点にBCPの策定含める

2021/03/23 群馬建設新聞


県契約検査課は災害の広域化・大規模化に備えるため、総合評価落札方式の評価点に「災害時の基礎的事業継続計画(BCP計画)」の認定を新たに加え、0・3点を加点する。10月1日以降に公告する案件が対象。また、簡易型・超簡易型において「災害時等の地域貢献」の加点状況を変更する。これまで、緊急出動した管内や対象により点数が違っていたのを一律で1・0点に統一。4月1日から適用する。

国土交通省によるBCP計画認定は四半期に一度行っている。10月1日までに認定を受けるためには◇7月1日付交付(4月15日受付締切)◇10月1日付交付(7月15日受付締切)-のいずれかで申請する必要がある。

BCP計画認定による0・3点の加点によって評価の最高点は変更しないため、ほかの評価項目における評定点の変更も実施。標準型落札方式は、これまで地域内拠点の有無について1・0点としていたのを0・7点に変更する。

災害時等の地域貢献については、当該年度と前年度から過去3年間の期間で災害時の応急対応など緊急出動の有無により加点を行っている。これまでは、県管理施設を対象に工事発注箇所の土木事務所管内で緊急出動をした場合は1点、県外含め他管内で行っていた場合は0・5点としていた。変更により、県管理施設および地域の限定をなくし、市町村など地方公共団体の施設への出動実績により一律1・0点の加点を行う。

簡易型・超簡易型におけるBCP計画認定の0・3点加点による各項目の評定点変更は、今回変更した緊急出動実績などを対象に実施。緊急出動実績による1・0点を0・8点。県との災害協定締結を0・5点から0・4点に変更して充てる。各評定点の変更もBCP計画認定の適用が始まる10月1日からとなる。

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