記事

事業者
茨城県古河市,茨城県筑西市,茨城県下妻市,茨城県坂東市,茨城県桜川市

古河駅東区画整7・2億/筑西玉戸一本松線着工へ/県西地区の21年度土木事業

2021/04/24 日本工業経済新聞(茨城版)

 県西地区で2021年度に計画されている主要な土木事業をまとめた。古河市では駅東部土地区画整理に事業費7億2834万7000円を設定し、西牛谷辺見線の道路改良などを行う。また柳橋下大野線で西側交差点などの拡幅を計画。筑西市の玉戸・一本松線は新設区間の整備に着手する見込みで、坂東市の三本松中西線は早期完了へ坂東消防署東側で拡幅整備を実施する。このほか下妻市は南部環状線の交差点改良、桜川市は桜川筑西インターチェンジ(IC)周辺開発を進める。

 【古河市】

 ◆古河駅東部土地区画整理=事業面積は84・7haで、土地区画整理による公共施設の整備改善および宅地造成を推進。

 21年度は西牛谷辺見線の中央北側約400m区間で道路改良工事を行うほか、県が架け替えを進める鹿養上橋の西側で区画道路整備、第5調整池南側の雨水排水施設整備を計画している。また不良度分別工事2カ所を予定。工事箇所や延長などを精査した上で、順次発注する。

 21年度事業費には街路整備に4億3037万3000円、土地区画整理に2億9797万4000円を配分した。

 ◆柳橋下大野線整備=筑西幹線道路の一部として、新4号国道柳橋北交差点の西側~県道境間々田線までの約1・4㎞で整備を計画。現道の幅員は約8mで、15mの両側歩道に広げる。21年度は西側県道交差点と宮戸川迂回路の周辺で拡幅整備を予定している。工事費は1億5480万円。

 【筑西市】

 ◆玉戸・一本松線整備=県道筑西三和線~国道50号線までの約1530mで21年度から新設工事に着手する。幅員は16/9mの2車線とし、両側に歩道と管渠型側溝を設ける。21年度は水田地帯で用排水路の付け替え工事などを計画している。工事費には3億500万円を確保した。

 【坂東市】

 ◆三本松中西線整備=坂東消防署前交差点から東の約290m区間で用地交渉が完了したことから、早期完了を目指して整備を推進。21年度は消防署東側で拡幅工事などを行う予定。17mの2車線に広げ、両側に歩道とU字側溝を整備する。工事費には5895万円を充てる。

 【下妻市】

 ◆南部環状線整備=国道294号の亀崎交差点から一つ南の交差点~二本紀地内の市道大貝・下川原線までを連絡する幹線道路として整備する。21年度は宗道~加養地内の交差点改良工事を計画しており、順調ならば9月にも公告する。稲刈り後の秋ごろに工事へ着手する見込み。工事費には1億710万円を確保した。

 【桜川市】

 ◆北関東自動車道桜川筑西IC周辺地区開発整備=ICを活用したまちづくりを推進しており、21年度は長方・大和駅北地区で基幹道路の舗装4カ所、調整池の造成と法面保護、現道拡幅、公園の広場と外周園路の整備、駐車場整備を計画。順次実施していく方針。工事費は4億1438万1000円を設定した。


 【写真=三本松中西線】

記事資料

紙媒体での情報収集をご希望の方は
建設新聞を御覧ください。

建設新聞はこちら