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茨城県美浦村

2021年度当初予算案/管渠敷設工2・3億/下水施設最適化へ計画

2021/03/04 日本工業経済新聞(茨城版)

 美浦村は9日開会の定例村議会に2021年度当初予算案を上程する。主な事業では下水道管渠敷設工事に2億3280万円を計上し、ストックマネジメント計画詳細版の策定に着手する。道路新設改良事業には7764万円、橋梁維持補修事業には3553万9000円を盛り込む。新規では中央公民館のトイレ改修工事に3515万6000円を付けている。

 下水道事業では、布佐、宮地、受領地区で管径75~200㎜、合計延長約3200mの敷設工事を計画している。主に開削工法で、管種は塩化ビニル管を見込む。

 ストックマネジメント計画は、20年度に策定した簡易版を基に詳細計画をまとめ、22年度より計画に沿って事業を実施していく。

 このほか水処理センターの増設工事委託に3億2400万円を配分。沈殿池(2000立方m)の増設や汚泥処理設備工事、電気設備工事を日本下水道事業団に委託する。

 道路新設改良では村道204号線(L52m)と同1556号線(L97m)の整備を予定。工事費は5739万6000円を措置。

 橋梁維持補修では2574万9000円で早苗橋の補修工事を実施し、454万3000円で4号橋(余後入干拓内)の補修設計に着手する。

 中央公民館のトイレ改修工事では洋式化やドライ化を行う。対象は事務棟1・2階の男・女・身障者用と大ホールの男・女の計5カ所。さらに大ホール調光操作卓改修工事に710万円を充当。

 下水道事業会計全体は前年度比3・8%増の17億9507万8000円。一方、一般会計全体は58億100万円で、同比9・9%の減となった。普通建設事業費は同比45%減の1億6968万1000円。

 当初予算案の主な内容は次のとおり。

 【自然豊かで美しく住みよい村づくり】

 ◆宅造地内雑草刈取除去事業=991万8000円

 ◆合併処理浄化槽設置整備事業=373万7000円

 ◆江戸崎地方衛生土木組合(ごみ処理施設建設事業分)=3億2715万4000円

 ◆道路新設改良事業(村道2路線)=7764万円

 【いつまでも安心・安全に暮らせる村づくり】

 ◆防犯対策事業(防犯灯設置等)=798万3000円

 ◆屋外防災行政無線整備事業=940万4000円

 【個性と活力にあふれる村づくり】

 ◆定住促進事業=854万8000円

 ◆特定空家対策事業(空家等対策支援業務委託料、空家解体費等補助金)=180万円

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